災害用トイレシステムは貯水槽とお水槽が一体化した状態で埋設されており、避難所が開設されると、
- 貯水槽上部にポンプ・タンク・手洗いシンク
- 汚水増上部に簡易仮設トイレ
を設置して、応急トイレを構築するものです。
- 水道、電気が止まっていても水洗トイレが使用できる
貯水槽の水は、基本的に手押し式の手動ポンプにより一時ローリータンク等に組み上げて貯水します。タンクからは水圧により各簡易トイレの個別の水タンクに自動的に給水され、水洗トイレが使用できるようになります。(通電後対応できるAC兼用型や 発電機付きのポンプもあります)
- 下水道に異常が生じても使用できる
排泄物、洗浄水はそのまま汚水槽に落下、貯留されます。 下水管路が被害を受けて使用できなくても、 約3週間は貯留できる容量を想定しています。
各便器のフラップで便槽とを遮断し臭いを軽減するようになっています。- 汚水を貯留後、し尿として処理できる
携帯式トイレなどのように一般ごみとして処理するものは、集積状況によっては極めて不衛生となりますが、このシステムは貯留して汲み取り、
し尿として処理します。- 雨風に強い
樹脂製の簡易トイレを組立てて固定します。雨風に対して安心して使用できます。また乾電池式のセンサー付きLED照明で明るさも確保されます。
- 組合せが自由で必要な条件に対応
貯水槽部、汚水槽部ともにそれぞれ自由に組合せでき設置場所や収容人数等の条件により、必要な容量に対応できます。また仮設トイレ様式も様々な要求に対応して準備することができます。
- 貯水槽部は防火水槽としても使用可能
災害時以外は防火水槽としても使用できます。